HIROBANのブログ

Daddy is a hero HIROBAN

変形性股関節症とは?

この症状が現れるまでは

自分のからだは頑丈だと思い込んでいたし

見た目は別にして丈夫に生んでくれた両親に感謝していた

しかしある日を境に発症するのである

まさか股関節に悩まされるとは思ってもいなかった

2年ほどは変形性股関節症とはわからずに

ただ股関節を痛めているという認識だった

 

整形外科に行ってこの診断を受けて愕然とした

軟骨は再生しないのに自分のレントゲン写真を見ると

骨と骨の間がかなり薄い

ということは軟骨があまりないということ

 

原因は臼蓋形成不全

大腿骨の丸くなっている骨と骨盤側の臼蓋(凹んでいるとこ)

のはまりが浅い状態

 

その当時はまだ少しゴルフもやっていたしジョギングもしていた

しかし月日とともに

痛みが増していき

大学病院へ行くころには

生活にかなり支障がでていた

パンツや靴下を履くのに時間がかかる

車の乗り降りに足が上がらないから手で持ち上げたり

ちょっとした段差を乗り越えるのにも躊躇してしまう

いちばん堪えたのは雑踏を歩く時

健康ならば縫うように歩けるけど

片足を引きずるように歩いていた僕は

あきらかに通行の邪魔な存在だった

迷惑そうにすれ違う人々

ゆっくりしか歩けない情けなさ

普通に歩けないことがどれだけ大変なのか

普通に歩けることがどれほどありがたいことなのか

何もない状態ならわかるはずもないけど

あの時僕はそのことに痛感した

 

今ではあの時ほどの痛みはないけど

歩くとき痛みの度合いこそあれ

常に痛い

 

見た目に普通に見えるから

家族にもあまり心配されない

まあそれはいいにしても

痛みの酷いときに家で足を引きずって歩いていたら

妻に『大袈裟だね』と言われるしまつ

痛いアピールをしているわけではないんだけどな・・・

逆に普通に歩ける人が足を引きずって歩くほうが大変だと思うけど

 

これを治す方法は今のところ人工股関節にするしかない

人工股関節とは大腿骨の一部を切り取ってそこに金属の棒を

差し込み臼蓋側に受けのカップを取り付ける

ちょっと考えると恐ろしけど

今ではポピュラーな手術らしい

 

僕的には軟骨再生医療ができればいちばんいいと思っているんだけど

多分間に合わないんだろうな

 

決断できる日は来るのだろうか

ゴルフをしたり

ブルース・リーのサイドキックをきれいに蹴る

できれば走ったりもしたい

この年齢を楽しむ時間を考えれば

リスクを差し引いても

前へ進んだ方がいいのだろうと思う